News

NAKAZAWA

『〈民藝〉のレッスンーつたなさの技法』に、中沢所長の対談収録

2012/01/12

総合地球環境学研究所 (地球研) 特任准教授の鞍田崇さん編による、新しい民芸に関する書籍の中で、中沢所長と鞍田さんの対談が収録されています。

書名:『〈民藝〉のレッスンーつたなさの技法』
編者:鞍田崇+編集部
価格:本体1700円+税
発売日;2012年1月25日
発行:フィルムアート社
ISBN978-4-8459-1183-7

NAKAZAWA

『緑の政治ガイドブック 公正で持続可能な社会をつくる』の解説で鎌仲ひとみさんと中沢所長の対談が掲載

2012/01/08

2月8日に発売される、ちくま新書『緑の政治ガイドブック  公正で持続可能な社会をつくる』の解説として、映画監督の鎌仲ひとみさんと中沢新一所長の対談が掲載されます。ヨーロッパの緑の党と、日本における緑の政治はどこが同じで、どこが違うのか。とても興味深い対談になっています。是非ご覧ください。

『緑の政治ガイドブック  公正で持続可能な社会をつくる』ちくま新書
デレク・ウォール著 白井和宏訳
解説 鎌仲ひとみ×中沢新一
定価 本体価格780円+税
発売日 2月8日

●目次
はじめに
序文
第一章 世界に広がる緑の政治
第二章 温暖化する地球
第三章 緑の哲学とは何か
第四章 「欲求」でなく「必要」を満たす経済
第五章 生命のための政治
第六章 生き残りをかけた戦略
解説  右でも左でもなく前に進む運動を 鎌仲ひとみ×中沢新一

●内容紹介
緑の政治は一九七〇年代に誕生し、いまや世界的な広がりを見せている。
これは人間と自然の関係を中心にすえて、社会と経済のありかたを考え直そうとする大きな流れだ。
はっきりと目に見える存在である緑の党や直接行動、先鋭的な環境NGOなどの活動の下には、さらに強大で緩やかなネットワークが存在している。
表立った動きをすることのない人々が緑の生活スタイルを実践することで様々な面から政治の改革をうながしているのだ。
福島第一原発が深刻な事故を起こし、グローバル資本主義があらゆる局面で行き詰まりを見せている今、私たちと私たちの社会はどのように変わっていけばいいのだろうか。
チェルノブイリから数十年をかけて脱原発へと舵を切ったドイツをはじめ、世界各国の歴史と現状に学び、公正で持続可能な社会をつくるための着実な行動へとつなげていこう。
緑の党をはじめ、緑の政治の歴史とその広がり、そして基盤をなす思想や今後の課題までがコンパクトにまとめられた、わかりやすいガイドブック。
巻末解説として、鎌仲ひとみ×中沢新一の対談を収録。

NAKAZAWA

NHK Eテレ『日本人は何を考えてきたのか』第三回 森と水と共に生きる 〜田中正造と南方熊楠〜

2012/01/08

好評を博しているNHKのシリーズ番組、”特集 日本人は何を考えてきたのか”に中沢所長が出演します。

特集 日本人は何を考えてきたのか
明治編 文明の扉を開く
第3回 森と水と共に生きる 〜田中正造と南方熊楠〜

放映日時:2012年1月22日(日)22:00〜23:30 Eテレ
番組Webサイト:http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/0122.html

“今から100年前、森と水を守ろうと奔走した二人の男がいた。「生命(いのち)の思想家」田中正造と「知の巨人」南方熊楠である。
足尾銅山鉱毒事件で 田中正造は、被害民のいのちを奪う鉱毒の実態を知り、政府と企業の責任を追究する。議員を辞職し、直訴した後、田中は、強制立ち退きに抵抗する谷中村に入った。自ら「谷中学」と称して村民に学び、水と森と共に生きる思想を生み出していく。原発事故以後、晩年の思想家・田中正造の再評価の声が日本のみならず、韓国でも高まっている。
一方、南方熊楠は、政府が打ち出した「神社合祀令」が地域の生態系や文化を破壊するとして反対。地元の熊野の森を危機から守ろうと闘う。南方は粘菌などの生物学の研究から民俗学、宗教学など幅広い知見を得て、南方曼荼羅とも呼ばれる知の体系を編み出し、日本にはじめて「エコロジー」の思想を紹介した知の巨人だった。
番組では俳優の西島秀俊さんが足尾、旧谷中村、熊野を訪ね、田中正造、南方熊楠の思想と闘いを見つめていく。”

【出演】 西島秀俊(俳優)、中沢新一(明治大学 野生の科学研究所所長)、小松裕(熊本大学教授)、髙橋美鈴アナウンサー

NAKAZAWA

『すべては初めて起こる』 出演:大森克己、中沢新一

2011/12/16

■日時:2012年1月13日(金)5限(16:20~17:50)

■場所:多摩美術大学八王子キャンパス、レクチャー棟 B ホール(大学の講座ですが、一般の方も聴講可能)

■入場料:無料

■お問い合わせ:〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723
多摩美術大学 芸術人類学研究所 / TEL : 042-679-5697
mail: iaa_info@tamabi.ac.jp

■関連リンク
KATSUMI OMORI Everything happens for the first time Project 2011-12

“あまりにも初めて、のことを私たちが体験している2011年。写真家・大森克己の新作プロジェクト『すべては初めて起こる』を軸に「いま生きている写真」「いま生きている言葉」「3.11」を様々なジャンルの方々との対話を通して検証するとともに、本プロジェクト制作に至った軌跡を辿る展示を行い、大森克己の活動の現在を紹介します。”

NAKAZAWA

3.11以後の生と死(赤坂憲雄先生・中沢新一対談)

2011/12/12

■日時:2011年12月17日(土) 15:00 〜 17:00

■場所:明治大学 リバティタワー 6階 1063教室
会場地図:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

■受講料:1,000円(事前予約制)
*定員に達したためお申し込みは締め切りました

■講座趣旨

3.11は、かつての9.11同様、本来潜在していたヒズミが顕在化したにすぎません。真の問題は、今回の震災や原発事故の根底にある、私たちの「生と死の現在」が露呈されたということ。東電や政界や官僚を批判しても、所詮それ は一過性にすぎず、本当に私たちが新生の道を模索するなら、これまで専門家や役人たちが生み出してきたシステ ムへの盲目的といっていい過剰依存こそ問われねばなりません。
それは加速度的に複雑化するグローバル社会の中で、益々かつての共同性を喪失し、その空洞化の中で激増しつ つある自殺、孤独死、高齢者所在不明、直葬や幼児虐待などを、現在の震災や原発騒ぎの中に埋没させてはならないということでもあります。
今、私たちに突きつけられているのは思想的大転換。世界資本主義が崩壊しつつあるいま、日本がもとの経済大国の道への復旧を目指すのか、それとも根本的に新しい光を世界に投げかけるのか。
世界のパラダイムの変換の現場、すなわち広島、長崎、そして福島を抱える私たちこそ、宇宙のすべてのものが不断につながっているというコスモロジーに生きとし生けるものを解き放つ使命があると思います。
この講座は、以上のようなコンセプトのもとに、中沢新一教授を中心に設立された「明治大学野生の科学研究所」とリバティアカデミーの共同企画であります。

明治大学リバティアカデミーパンフレットより)

REPORT

『ニソの杜から日本の未来を考えるシンポジウム』が開催されました

2011/10/26

『ニソの杜から日本の未来を考えるシンポジウム』(主催:ニソの杜シンポジウム実行委員会・グリーンアクティブ、共催:明治大学野生の科学研究所、協力:緑の坊主)が、2012年6月3日に福井県で開催されました。

ニソの杜は、福井県おおい町大島地区に30箇所ほど存在する、小さな、しかしその意味するものは深く大きい森です。柳田国男が日本の神社の原型であると考えたことで民俗学の世界では有名ですが、いまでは、現地でもそれほどたくさんの人には知られているわけではありません。この杜の存在を軸に、これからの日本の未来を皆で考える一日になりました。

午前中は、総勢60名の参加者とともに、福井在住の金田久璋先生(民俗学)のご案内で、バスツアーによるニソの杜現地の見学を行いました。見ることができたのは、「瓜生(うりょ)の社」、「井上(イガミ)の杜」、「上野の杜」、「浜禰(はまね)の杜」の4箇所。

「上野の杜」、「浜禰の杜」のすぐ裏には大飯原発が周りからは見えないような位置に隠れるようにして立っています。金田先生の表現を借りると「原始と原子」が、山を挟んでたっている風景には、参加者一同、強く心を動かされるものがあったように感じました。

午後からは、小浜市文化会館で、いとうせいこうさんの司会、野生の科学研究所の中沢所長、金田久璋先生、若狭明通寺のご住職である中嶌哲演さん、福井県三国湊の大湊神社宮司である松村忠祀さん、の5人によるシンポジウム。

中沢所長の開会挨拶を皮切りに、いとうせいこうさんの名司会によって、登壇者の個性と思想が混ざり合い、ニソの杜から「日本の未来」を考えるための、たくさんの重要な対話が展開しました。

当日の詳しい内容は、雑誌やグリーンアクティブウェブサイト等で掲載されます。シンポジウムのムービー公開の予定もあるようです。掲載情報などは、twitterFacebookでお知らせいたしますので、お楽しみに!

NEWS

開所記念シンポジウム「がんばろう 日本の野生。」

2011/10/21

2011年10月21日(金)の16:00より、野生の科学研究所開所記念シンポジウム「がんばろう 日本の野生。」が開催されます。

出演は、中沢新一所長、内田樹さん、平川克美さん。研究所のこれからの活動や、日本のこれからのこと。そして”野生”とは何を意味しているのかなどのテーマを中心としたトークイベントです。
 *観覧のお申し込みは締め切りました

イベントの模様は、ラジオデイズさんにより生中継されます。

【トークイベント中継URL(16:00〜)】
http://www.ustream.tv/channel/radiodays-jp
*通信環境があまりよくないため、回線の都合等により、聞き取りにくい場合がございます。ご了解ください。

NEWS

野生の科学研究所の誕生

2011/10/21

明治大学に新しい知の拠点、”明治大学 野生の科学研究所”(ISS:Institut pour la Science Sauvage)が誕生します。

野生の科学研究所は、科学というものをもっと豊かで、具体的なものにつくりかえていくという目的のもと、日本文明の潜在能力を目覚めさせ、21世紀に必要とされる「新しい学」の創出をめざします。今日まで蓄えられてきた膨大な知的活動の成果を最大の資源として、自然科学•経済科学•社会科学等を包摂する、大きな原理を探求していきます。

*お問い合わせは下記までお願い致します。
Mail:info@sauvage.jp
Tel:03-5259-9001

Tags

Archives

Page Top