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NAKAZAWA

NHK Eテレ『日本人は何を考えてきたのか』第三回 森と水と共に生きる 〜田中正造と南方熊楠〜

2012/01/08

好評を博しているNHKのシリーズ番組、”特集 日本人は何を考えてきたのか”に中沢所長が出演します。

特集 日本人は何を考えてきたのか
明治編 文明の扉を開く
第3回 森と水と共に生きる 〜田中正造と南方熊楠〜

放映日時:2012年1月22日(日)22:00〜23:30 Eテレ
番組Webサイト:http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/0122.html

“今から100年前、森と水を守ろうと奔走した二人の男がいた。「生命(いのち)の思想家」田中正造と「知の巨人」南方熊楠である。
足尾銅山鉱毒事件で 田中正造は、被害民のいのちを奪う鉱毒の実態を知り、政府と企業の責任を追究する。議員を辞職し、直訴した後、田中は、強制立ち退きに抵抗する谷中村に入った。自ら「谷中学」と称して村民に学び、水と森と共に生きる思想を生み出していく。原発事故以後、晩年の思想家・田中正造の再評価の声が日本のみならず、韓国でも高まっている。
一方、南方熊楠は、政府が打ち出した「神社合祀令」が地域の生態系や文化を破壊するとして反対。地元の熊野の森を危機から守ろうと闘う。南方は粘菌などの生物学の研究から民俗学、宗教学など幅広い知見を得て、南方曼荼羅とも呼ばれる知の体系を編み出し、日本にはじめて「エコロジー」の思想を紹介した知の巨人だった。
番組では俳優の西島秀俊さんが足尾、旧谷中村、熊野を訪ね、田中正造、南方熊楠の思想と闘いを見つめていく。”

【出演】 西島秀俊(俳優)、中沢新一(明治大学 野生の科学研究所所長)、小松裕(熊本大学教授)、髙橋美鈴アナウンサー

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