明治大学出版会「シアンス・ソバージュ・ド・ポッシュ:野生の科学叢書」
2013/12/18
明治大学出版会「シアンス・ソバージュ・ド・ポッシュ:野生の科学叢書」
2013年度、明治大学出版会より野生の科学研究所企画シリーズ
「シアンス・ソバージュ・ド・ポッシュ:野生の科学叢書」を刊行いたします。
ー 2013年度 第一期 ラインナップ ー
高山宏×中沢新一『インヴェンション』(2014年2月予定)
1999年の『武蔵野美術』での対談、『MEIDAI BOOK NAVI 2013』や『ユリイカ 山口昌男特集』の対談に、新たに2編を語りおろします。
岩野卓司『贈与の哲学 ージャン・リュック=マリオンの思想』(2014年3月予定)
2013年に実施し好評を博した公開講座「贈与の哲学 ージャン・リュック=マリオンの思想」。新たに加筆修正の上、中沢新一のコメントを収録し刊行です。
現在、鋭意編集中です。どうぞお楽しみに!
野生の科学研究所公開講座「南方熊楠の新次元」(全4回)
2013/10/18
明治大学野生の科学研究所 公開講座
「南方熊楠の新次元」(全4回)
※11月28日追記
本講座はおかげさまで反響が大きく、第2回目以降は会場を規模の大きな場所に変更し時間も30分遅らせて開催いたします。第一回目(11月30日)につきましては、どうしても大会場の手配がつかず、研究所での開催(予定とおり14時から)です。
ご不便をおかけしてしまうかもしれませんが、どうぞご了承くださいませ。どうぞお気をつけておいでください。
こんにち南方熊楠という存在とその思想の意義は、ますます巨大になりつつある。3.11を体験した日本人は、人間と自然のつながりについて、科学と心の結びつきについて、深いリアリティーを実感させる新しい思想の出現を求めているが、そのとき力強く浮かび上がってくるのが南方熊楠という名前なのである。これまで南方熊楠の思想の未来的な可能性を探ってきた野生の科学研究所は、今回全4回にわたる公開講演会をとおして、新しい次元に入りつつある熊楠研究の一端をお知らせしたいと考えている。
11月30日(土)「南方熊楠の夢と思想」
講演:唐澤太輔氏
対談 唐澤太輔氏×中沢新一
場所:明治大学野生の科学研究所
13:00 開場
14:00 講演(90分)
15:30 講演終了、10分休憩
15:40 対談(60分を予定)
12月8日(日)「南方熊楠と生命誌」
講演:中村桂子氏
対談:中村桂子氏×中沢新一
場所:明治大学リバティホール(定員500名)
※会場の変更にともない、開催時間を30繰り延べいたします。
13:30 開場
14:30 講演(90分)
16:00 講演終了、10分休憩
16:10 対談(50分を予定)
1月13日(月、祝)「明恵と熊楠」
講演:中沢新一
対談:河合俊雄氏×中沢新一
場所:明治大学リバティホール(定員500名)
※会場の変更にともない、開催時間を30繰り延べいたします。
13:30 開場
14:30 講演(90分)
16:00 講演終了、10分休憩
16:10 対談(50分を予定)
2月22日(土)「アクティビスト南方熊楠」
講演:中沢新一
対談:國分功一郎氏×中沢新一
場所:明治大学リバティタワー1001教室(定員250名)+補助椅子100程度
※会場の変更にともない、開催時間を30繰り延べいたします。
13:30 開場
14:30 講演(90分)
16:00 講演終了、10分休憩
16:10 対談(50分を予定)
定員:予約不要、立ち見あり(満員の場合は入場をお断りする場合があります)
各回1,000円
主催:明治大学野生の科学研究所
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唐澤 太輔(早稲田大学社会科学総合学術院・助教)
1978年、兵庫県神戸市生まれ。
2012年早稲田大学社会科学研究科修了(博士〔学術〕)。専門は哲学・生命倫理学。2009年、「ひらめきと創造的活動のプロセス 南方熊楠の「やりあて」に関する考察を中心に」で「涙骨賞」(中外日報社)並びに「小野梓記念学術賞」(早稲田大学)を受賞。論文に「南方熊楠の夢の世界」、「精神世界の探求」などがある。
中村 桂子(なかむら けいこ)
東京都出身。1936年生。理学博士。東京大学理学部化学科卒。
同大学院生物化学修了。三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任。1993年-2002年3月までJT生命誌研究館副館長。現在は同館館長を務める。著作に『生命誌の扉をひらく―科学に拠って科学を超える』『ゲノムが語る生命 ―新しい知の創出』『科学者が人間であること』など多数。
河合 俊雄 (かわい としお)
1957年生まれ。1982年京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。Ph.D.(チューリッヒ大学、1987年)、ユング派分析家資格取得(1990年)。甲南大学助教授、京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻助教授(心理臨床学講座)を経て、現在、京都大学こころの未来研究センター教授。著作に『ユング派心理療法』『日本人の心を解く――夢・神話・物語の深層へ』『こころにおける身体 身体におけるこころ』など多数。
國分 功一郎(こくぶん こういちろう)
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学経済学部准教授。専攻は哲学。著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『暇と退屈の倫理学』、『ドゥルーズの哲学原理』、『来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』などがある。
中沢 新一(なかざわ しんいち)
1950年 山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。著書に『チベットのモーツァルト』『森のバロック』『対称性人類学』『アースダイバー』『芸術人類学』『野生の科学』『大阪アースダイバー』など多数。
坂本大三郎(イラスト)、IDEHA Creation(デザイン)
第37回 明治大学人文科学研究所公開文化講座 「Theatrum(テアトルム) mundi(ムンディ) —世界は劇場—」
2013/10/01
対談のお知らせです。高山宏さんとの公開対談は初!
どうぞお見逃しなく。
明治大学人文科学研究所は10月26日、「Theatrum(テアトルム) mundi(ムンディ) —世界は劇場—」と題した公開文化講座を開催します。 講座では、「世界」の縮図としての「劇」の意味を、実験的演劇集団の代表、人類学者、文学者がそれぞれの観点から、対談形式で考察していきます。 この公開文化講座は、日頃の研究成果を社会に発信することを目的として年1回開催され、今回で37回目となります。
第37回 明治大学人文科学研究所公開文化講座
「Theatrum(テアトルム) mundi(ムンディ) —世界は劇場—」
日時:10月26日(土) 13:00~19:00[開場:12時30分]
場所:明治大学 駿河台キャンパス(千代田区神田駿河台1-1)
リバティタワー1階 リバティホール
※内容は変更の可能性があります。
対談1 舞台の底から来るもの―襤褸と官能とスペクタクル Ⅰ
桃山 邑(水族館劇場代表)×髙山 宏(明治大学国際日本学部教授)
対談2 舞台の底から来るもの―襤褸と官能とスペクタクル Ⅱ
桃山 邑×中沢 新一(明治大学研究・知財戦略機構特任教授)
対談3 「傾く」ということ―バロック/マニエリスム/ピクチャレスク 中沢 新一×髙山 宏
DVD上映 『なげきの歌は水とともに』水族館劇場公演野戦攻城ダイジェスト
※受講料無料。要事前申し込み。事前に下記の方法でお申込みください。
明治大学人文科学研究所(FAX:03-3296-4283)宛に、①件名「公開文化講座申込み」、②お名前、③連絡先メールアドレスまたは電話番号をご連絡ください。
※先着順。定員に達した時点で締め切ります。お早目にお申込みください。
※公開文化講座は予定どおり開催いたします。お足元にお気をつけてお越しください。
お問合せ
◇本件に関するお問い合わせ
明治大学人文科学研究所 TEL : 03-3296-4362
◇取材に関するお問い合わせ
明治大学経営企画部広報課 TEL:03-3296-4082
公開講座:贈与の哲学【第3回 キリスト教と贈与】
2013/09/19
公開講座:贈与の哲学ージャン・リュック=マリオンの思想もいよいよ大詰めです。
第3回目(最終回)となる今回は、「キリスト教と贈与」と題して、根本から「贈与」を考えます。
どうぞお見逃しなく!
第3回 キリスト教と贈与
偶像(idole)と聖像(icône)
:不可視なものの可視化と可視を通して不可視のものを表現すること
存在なき神:×を施された神:贈与としての神
愛:贈与
聖体の秘跡と時間論:イエスの死と復活をベースにした「過去」と「未来」
中心の時間論:現在は神の贈与の結果
キリスト教の哲学:発見的思考
(主に扱うマリオンのテクスト:L’idole et la distance, Dieu sans l’être)
講師:岩野卓司
コメンテーター:中沢新一
日時:2013年10月18日(金)18:00〜
場所:明治大学野生の科学研究所
資料代:500円
終了後はキッチンわたりがらすによる懇親会(別途、参加費2000円がかかります)を予定しております。
こちらもどうぞご参会ください。
明治大学野生の科学研究所では、本学教授岩野卓司先生を講師に招き、「贈与の哲学ージャン・リュック=マリオンの思想」と題する公開連続講座を行います。この研究会は、これまで当研究所が主として行って来た人類学・社会学・経済学の方向から、現代における「贈与」の主題の重要性についての研究に、現代フランス哲学を代表する一人であるジャン・リュック=マリオンの思想を考察することによって、さらに新しい展望を開こうという試みです。
マリオンはハイデッガーの強い影響のもとに現象学を研究してきた哲学者であり、同時にカトリック神学・哲学の奥深い研究者としても知られている。「存在」と「贈与」のつながりに今までにない視点からの探求が進められ、デリダの贈与論批判に対して、強力な批判の論陣を張ってきたことでも知られています。
日本にまだあまり知られていない、このマリオンの思想について、岩野先生による解説をふまえ、贈与の研究をさらに深化させていくための方向性を開いていきます。
第一回目のレポートはこちらからどうぞ。
交換と贈与。(モース、レヴィ=ストロース、バタイユ)
哲学における贈与論(ハイデッガー、デリダ)
形而上学(存在-神学)批判
現象学とその神学的転回
フッサールの「原理のなかの原理」と〈贈与〉(donation)
自然的態度の変更 :エポケー(主体、客体、対象性、存在者、存在者性の還元):贈与(don)から〈贈与〉(donation)へ
出来事と偶然
飽和した現象(phénomène saturé):啓示
贈与される者(l’adonné):主体に先立つもの、応答、責任
(主に扱うマリオンのテクスト:Réduction et donation, Etant donné )
デリダ:贈与の不可能性
マリオン:贈与(don)と〈贈与〉(donation)の差異
可能性の条件と出来事:アプリオリ(言語)と絶対的アポステオリ(経験)
現前性なき現前者の可能性
コーラ(場)と否定神学
Es gibt:「ある」
啓示(Offenbarung)と開示(Offenbarkeit)
(主に扱うマリオンのテクスト:Etant donné, Figures de phénoménologie)
第3回 キリスト教と贈与
偶像(idole)と聖像(icône):不可視なものの可視化と可視を通して不可視のものを表現すること
存在なき神:×を施された神:贈与としての神
愛:贈与
聖体の秘跡と時間論:イエスの死と復活をベースにした「過去」と「未来」
中心の時間論:現在は神の贈与の結果
キリスト教の哲学:発見的思考
(主に扱うマリオンのテクスト:L’idole et la distance, Dieu sans l’être)
公開講座:贈与の哲学【第2回 デリダVSマリオン:贈与をめぐる論争】
2013/08/17 - Tag: 研究会
第二回目の講義です。第一回目のレポートはこちらからどうぞ。
前回お越しになれなかった方も、どうぞお気軽にご参加ください。
第2回 デリダVSマリオン:贈与をめぐる論争
デリダ:贈与の不可能性
マリオン:贈与(don)と〈贈与〉(donation)の差異
可能性の条件と出来事:アプリオリ(言語)と絶対的アポステオリ(経験)
現前性なき現前者の可能性
コーラ(場)と否定神学
Es gibt:「ある」
啓示(Offenbarung)と開示(Offenbarkeit)
(主に扱うマリオンのテクスト:Etant donné, Figures de phénoménologie)
講師:岩野卓司
コメンテーター:中沢新一
日時:2013年9月17日(火)18:00〜
場所:明治大学野生の科学研究所
資料代:500円
明治大学野生の科学研究所では、本学教授岩野卓司先生を講師に招き、「贈与の哲学ージャン・リュック=マリオンの思想」と題する公開連続講座を行います。この研究会は、これまで当研究所が主として行って来た人類学・社会学・経済学の方向から、現代における「贈与」の主題の重要性についての研究に、現代フランス哲学を代表する一人であるジャン・リュック=マリオンの思想を考察することによって、さらに新しい展望を開こうという試みです。
マリオンはハイデッガーの強い影響のもとに現象学を研究してきた哲学者であり、同時にカトリック神学・哲学の奥深い研究者としても知られている。「存在」と「贈与」のつながりに今までにない視点からの探求が進められ、デリダの贈与論批判に対して、強力な批判の論陣を張ってきたことでも知られています。
日本にまだあまり知られていない、このマリオンの思想について、岩野先生による解説をふまえ、贈与の研究をさらに深化させていくための方向性を開いていきます。
第一回目のレポートはこちらからどうぞ。
交換と贈与。(モース、レヴィ=ストロース、バタイユ)
哲学における贈与論(ハイデッガー、デリダ)
形而上学(存在-神学)批判
現象学とその神学的転回
フッサールの「原理のなかの原理」と〈贈与〉(donation)
自然的態度の変更 :エポケー(主体、客体、対象性、存在者、存在者性の還元):贈与(don)から〈贈与〉(donation)へ
出来事と偶然
飽和した現象(phénomène saturé):啓示
贈与される者(l’adonné):主体に先立つもの、応答、責任
(主に扱うマリオンのテクスト:Réduction et donation, Etant donné )
第2回 デリダVSマリオン:贈与をめぐる論争
デリダ:贈与の不可能性
マリオン:贈与(don)と〈贈与〉(donation)の差異
可能性の条件と出来事:アプリオリ(言語)と絶対的アポステオリ(経験)
現前性なき現前者の可能性
コーラ(場)と否定神学
Es gibt:「ある」
啓示(Offenbarung)と開示(Offenbarkeit)
(主に扱うマリオンのテクスト:Etant donné, Figures de phénoménologie)
第3回 キリスト教と贈与
偶像(idole)と聖像(icône):不可視なものの可視化と可視を通して不可視のものを表現すること
存在なき神:×を施された神:贈与としての神
愛:贈与
聖体の秘跡と時間論:イエスの死と復活をベースにした「過去」と「未来」
中心の時間論:現在は神の贈与の結果
キリスト教の哲学:発見的思考
(主に扱うマリオンのテクスト:L’idole et la distance, Dieu sans l’être)
公開講座「贈与の哲学ージャン・リュック=マリオンの思想」(全3回)
2013/07/14 - Tag: 研究会
講義は一般公開の形で行われますので、どうぞお気軽にご参加ください。
第一回「贈与の現象学」
講師:岩野卓司
コメンテーター:中沢新一
日時:2013年7月31日(水)18:00〜
場所:明治大学野生の科学研究所
資料代:500円
明治大学野生の科学研究所では、本学教授岩野卓司先生を講師に招き、「贈与の哲学ージャン・リュック=マリオンの思想」と題する公開連続講座を行います。この研究会は、これまで当研究所が主として行って来た人類学・社会学・経済学の方向から、現代における「贈与」の主題の重要性についての研究に、現代フランス哲学を代表する一人であるジャン・リュック=マリオンの思想を考察することによって、さらに新しい展望を開こうという試みです。
マリオンはハイデッガーの強い影響のもとに現象学を研究してきた哲学者であり、同時にカトリック神学・哲学の奥深い研究者としても知られている。「存在」と「贈与」のつながりに今までにない視点からの探求が進められ、デリダの贈与論批判に対して、強力な批判の論陣を張ってきたことでも知られています。
日本にまだあまり知られていない、このマリオンの思想について、岩野先生による解説をふまえ、贈与の研究をさらに深化させていくための方向性を開いていきます。
第1回 贈与の現象学
交換と贈与。(モース、レヴィ=ストロース、バタイユ)
哲学における贈与論(ハイデッガー、デリダ)
形而上学(存在-神学)批判
現象学とその神学的転回
フッサールの「原理のなかの原理」と〈贈与〉(donation)
自然的態度の変更 :エポケー(主体、客体、対象性、存在者、存在者性の還元):贈与(don)から〈贈与〉(donation)へ
出来事と偶然
飽和した現象(phénomène saturé):啓示
贈与される者(l’adonné):主体に先立つもの、応答、責任
(主に扱うマリオンのテクスト:Réduction et donation, Etant donné )
第2回 デリダVSマリオン:贈与をめぐる論争
デリダ:贈与の不可能性
マリオン:贈与(don)と〈贈与〉(donation)の差異
可能性の条件と出来事:アプリオリ(言語)と絶対的アポステオリ(経験)
現前性なき現前者の可能性
コーラ(場)と否定神学
Es gibt:「ある」
啓示(Offenbarung)と開示(Offenbarkeit)
(主に扱うマリオンのテクスト:Etant donné, Figures de phénoménologie)
第3回 キリスト教と贈与
偶像(idole)と聖像(icône):不可視なものの可視化と可視を通して不可視のものを表現すること
存在なき神:×を施された神:贈与としての神
愛:贈与
聖体の秘跡と時間論:イエスの死と復活をベースにした「過去」と「未来」
中心の時間論:現在は神の贈与の結果
キリスト教の哲学:発見的思考
(主に扱うマリオンのテクスト:L’idole et la distance, Dieu sans l’être)
明治大学出版会「野生の科学叢書」刊行開始
2013/07/01 - Tag: 書籍
明治大学出版会より、今秋から野生の科学研究所、中沢新一監修による「野生の科学叢書」が刊行されます。この研究所につながっているたくさんの知性の力を結集して、未来を切り開く新しい知のランドスケープをつくり出していきます。
明治大学出版会 野生の科学研究所叢書ーLa Science Sauvage de Poche
刊行予定の本
〈第I期〉
- 「インヴェンション」高山宏+中沢新一 対談
- 「シンフォニア」中沢新一対談集
- 「存在と贈与」岩野卓司
〈第II期〉
- 「森に帰ってゆこう 現代文明に抗する森林主義 管啓次郎対談集」 管啓次郎
- 「野生のサブカルチャー」宇野常寛、中川大地 他
- 「死者のいる風景ーキューバのアフロ信仰(ネイティブ人類学シリーズ①)」越川芳明
祝島週間
2013/06/18 - Tag: 地域研究
山戸貞夫氏の『祝島の戦い—上関原発反対運動史(岩波書店)』の出版を記念し、当研究所が深い関わりを持ってきた祝島にスポットライトを当てる「祝島週間」を、明治大学キャンパスを中心に開催します。
※現在日程を調整中です。詳細につきましては、改めてHPにて告知いたします。
主な内容
- シンポジウム「祝島モジュール―未来の日本社会のモデルを探る」
- 映画上映会「映画の中の祝島」
- ワークショップ「食と農と漁の祝島」
「鯰絵――民俗的想像力の世界 」(岩波文庫)
2013/06/11 - Tag: 書籍
岩波書店「鯰絵――民俗的想像力の世界 (岩波文庫) 」
2013年6月15日発売 1,512円
C.アウエハント (翻訳) 小松和彦、中沢新一、飯島吉晴、古家信平
長いこと品切れだった「鯰絵ー――民俗的想像力の世界 (岩波文庫) 」が文庫になって発売されます。
文庫化にあたり、新たに中沢新一が解説を書き下ろしています。
安政二年の江戸大地震直後に、ユーモアと風刺に富んだ多色摺りの鯰絵が大量に出回った。基本モチーフは、「地震鯰」「鹿島大明神」「要石」。鯰絵とそこに書かれた詞書には世直しなど民衆の願望も表象されていた。日本文化の深層を構造主義的手法で鮮やかに読み解く日本民俗学の古典。カラー図版多数。
(解説=宮田登・中沢新一)
ETV特集 「富士山と日本人~中沢新一が探る1万年の精神史~」
ETV特集
「富士山と日本人~中沢新一が探る1万年の精神史~」
6月に、世界文化遺産登録の見通しとなった富士山。
これまで雄大な自然の魅力を中心に語られることが多かった山が、なぜ「文化遺産」として登録されようとしているのか。
そして、日本人は、どうして富士山を“象徴”として捉えているのか。
山梨出身の思想家・中沢新一さんが、山梨・静岡に残る「構成資産」「文物」「専門家の最新研究」をたどりながら、時々の権力者の意図、庶民の富士山信仰の起源などを探っていく。
Eテレ 2013年6月8日(土) 午後11:00~午前0:00(60分)