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『民藝のインティマシー』鞍田崇著 明治大学出版会(丸善出版)

2015/03/20 - Tag:

昨年10月から12月にかけて開催され、ご好評いただいた野生の科学研究所公開講座「社会と暮らしのインティマシー」が、大幅な加筆のもと、一冊の本として今春刊行されます。

鞍田崇著『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』

中沢所長もイントロダクションとして一筆寄せています。
どうぞお手に取ってお読みください!

 

明治大学出版会「シアンス・ソバージュ・ド・ポッシュ:野生の科学叢書」第三弾
La science sauvage de poche 03
『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』
鞍田崇著/イントロダクション=中沢新一
B6判・仮フランス装・228ページ・本体2,500円+税
ISBN 978-4-906811-13-7
2015年4月刊行予定

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内容紹介

この数年、「民藝」への共感がふたたび広がりつつある。民藝は20世紀初頭に柳宗悦らが提唱した、無名の職人が手がけた生活道具に注目する運動だが、その射程は同時代の趨勢にあらがい、暮らしのあり方や社会の形を見すえたものであった。いま民藝を問うことは、21世紀に求められている社会と暮らしの「次」を問うことでもある。本書は4つのステップから民藝の過去から未来への流れを再検討し、「いとおしさ」をキーワードに社会の「これから」を読者とともに考える試みである。

目次

イントロダクション 民藝の新しい哲学 中沢新一
プロローグ 民藝をめぐる旅
第1章 Sympathy 民藝への共感
第2章 Concept 民藝の思想
第3章 Mission 民藝の使命
第4章 Commitment 民藝の実践
エピローグ 「いとおしさ」を求めて

執筆者紹介

鞍田崇(くらた・たかし)
明治大学理工学部専任准教授。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。総合地球環境学研究所(地球研)を経て、現職。著書に『「生活工芸」の時代』(共著、新潮社)、『道具の足跡』(共著、アノニマ・スタジオ)、『〈民藝〉のレッスン つたなさの技法』(編著、フィルムアート社)。

 

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明治大学出版会「野生の科学叢書」刊行開始

2013/07/01 - Tag:

明治大学出版会より、今秋から野生の科学研究所、中沢新一監修による「野生の科学叢書」が刊行されます。この研究所につながっているたくさんの知性の力を結集して、未来を切り開く新しい知のランドスケープをつくり出していきます。

明治大学出版会 野生の科学研究所叢書ーLa Science Sauvage de Poche

刊行予定の本

〈第I期〉

  • 「インヴェンション」高山宏+中沢新一 対談
  • 「シンフォニア」中沢新一対談集
  • 「存在と贈与」岩野卓司

〈第II期〉

  • 「森に帰ってゆこう 現代文明に抗する森林主義 管啓次郎対談集」 管啓次郎
  • 「野生のサブカルチャー」宇野常寛、中川大地 他
  • 「死者のいる風景ーキューバのアフロ信仰(ネイティブ人類学シリーズ①)」越川芳明
NEWS REPORT NAKAZAWA

「鯰絵――民俗的想像力の世界 」(岩波文庫)

2013/06/11 - Tag:

岩波書店「鯰絵――民俗的想像力の世界 (岩波文庫) 」
2013年6月15日発売 1,512円
C.アウエハント (翻訳) 小松和彦、中沢新一、飯島吉晴、古家信平

長いこと品切れだった「鯰絵ー――民俗的想像力の世界 (岩波文庫) 」が文庫になって発売されます。
文庫化にあたり、新たに中沢新一が解説を書き下ろしています。

鯰絵

安政二年の江戸大地震直後に、ユーモアと風刺に富んだ多色摺りの鯰絵が大量に出回った。基本モチーフは、「地震鯰」「鹿島大明神」「要石」。鯰絵とそこに書かれた詞書には世直しなど民衆の願望も表象されていた。日本文化の深層を構造主義的手法で鮮やかに読み解く日本民俗学の古典。カラー図版多数。

(解説=宮田登・中沢新一)

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