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公開講座「贈与の哲学ージャン・リュック=マリオンの思想」(全3回)

2013/07/14 - Tag:

講義は一般公開の形で行われますので、どうぞお気軽にご参加ください。

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第一回「贈与の現象学」
講師:岩野卓司
コメンテーター:中沢新一

日時:2013年7月31日(水)18:00〜
場所:明治大学野生の科学研究所
資料代:500円

明治大学野生の科学研究所では、本学教授岩野卓司先生を講師に招き、「贈与の哲学ージャン・リュック=マリオンの思想」と題する公開連続講座を行います。この研究会は、これまで当研究所が主として行って来た人類学・社会学・経済学の方向から、現代における「贈与」の主題の重要性についての研究に、現代フランス哲学を代表する一人であるジャン・リュック=マリオンの思想を考察することによって、さらに新しい展望を開こうという試みです。
マリオンはハイデッガーの強い影響のもとに現象学を研究してきた哲学者であり、同時にカトリック神学・哲学の奥深い研究者としても知られている。「存在」と「贈与」のつながりに今までにない視点からの探求が進められ、デリダの贈与論批判に対して、強力な批判の論陣を張ってきたことでも知られています。
日本にまだあまり知られていない、このマリオンの思想について、岩野先生による解説をふまえ、贈与の研究をさらに深化させていくための方向性を開いていきます。

 

第1回 贈与の現象学

交換と贈与。(モース、レヴィ=ストロース、バタイユ)
哲学における贈与論(ハイデッガー、デリダ)
形而上学(存在-神学)批判
現象学とその神学的転回
フッサールの「原理のなかの原理」と〈贈与〉(donation)
自然的態度の変更 :エポケー(主体、客体、対象性、存在者、存在者性の還元):贈与(don)から〈贈与〉(donation)へ
出来事と偶然
飽和した現象(phénomène saturé):啓示
贈与される者(l’adonné):主体に先立つもの、応答、責任
(主に扱うマリオンのテクスト:Réduction et donation, Etant donné )

第2回 デリダVSマリオン:贈与をめぐる論争

デリダ:贈与の不可能性
マリオン:贈与(don)と〈贈与〉(donation)の差異
可能性の条件と出来事:アプリオリ(言語)と絶対的アポステオリ(経験)
現前性なき現前者の可能性
コーラ(場)と否定神学
Es gibt:「ある」
啓示(Offenbarung)と開示(Offenbarkeit)
(主に扱うマリオンのテクスト:Etant donné, Figures de phénoménologie)

第3回   キリスト教と贈与

偶像(idole)と聖像(icône):不可視なものの可視化と可視を通して不可視のものを表現すること
存在なき神:×を施された神:贈与としての神
愛:贈与
聖体の秘跡と時間論:イエスの死と復活をベースにした「過去」と「未来」
中心の時間論:現在は神の贈与の結果
キリスト教の哲学:発見的思考
(主に扱うマリオンのテクスト:L’idole et la distance, Dieu sans l’être)

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明治大学出版会「野生の科学叢書」刊行開始

2013/07/01 - Tag:

明治大学出版会より、今秋から野生の科学研究所、中沢新一監修による「野生の科学叢書」が刊行されます。この研究所につながっているたくさんの知性の力を結集して、未来を切り開く新しい知のランドスケープをつくり出していきます。

明治大学出版会 野生の科学研究所叢書ーLa Science Sauvage de Poche

刊行予定の本

〈第I期〉

  • 「インヴェンション」高山宏+中沢新一 対談
  • 「シンフォニア」中沢新一対談集
  • 「存在と贈与」岩野卓司

〈第II期〉

  • 「森に帰ってゆこう 現代文明に抗する森林主義 管啓次郎対談集」 管啓次郎
  • 「野生のサブカルチャー」宇野常寛、中川大地 他
  • 「死者のいる風景ーキューバのアフロ信仰(ネイティブ人類学シリーズ①)」越川芳明
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祝島週間

2013/06/18 - Tag:

祝島

山戸貞夫氏の『祝島の戦い—上関原発反対運動史(岩波書店)』の出版を記念し、当研究所が深い関わりを持ってきた祝島にスポットライトを当てる「祝島週間」を、明治大学キャンパスを中心に開催します。

※現在日程を調整中です。詳細につきましては、改めてHPにて告知いたします。

主な内容

  1. シンポジウム「祝島モジュール―未来の日本社会のモデルを探る」
  2. 映画上映会「映画の中の祝島」
  3. ワークショップ「食と農と漁の祝島」
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「鯰絵――民俗的想像力の世界 」(岩波文庫)

2013/06/11 - Tag:

岩波書店「鯰絵――民俗的想像力の世界 (岩波文庫) 」
2013年6月15日発売 1,512円
C.アウエハント (翻訳) 小松和彦、中沢新一、飯島吉晴、古家信平

長いこと品切れだった「鯰絵ー――民俗的想像力の世界 (岩波文庫) 」が文庫になって発売されます。
文庫化にあたり、新たに中沢新一が解説を書き下ろしています。

鯰絵

安政二年の江戸大地震直後に、ユーモアと風刺に富んだ多色摺りの鯰絵が大量に出回った。基本モチーフは、「地震鯰」「鹿島大明神」「要石」。鯰絵とそこに書かれた詞書には世直しなど民衆の願望も表象されていた。日本文化の深層を構造主義的手法で鮮やかに読み解く日本民俗学の古典。カラー図版多数。

(解説=宮田登・中沢新一)

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ETV特集 「富士山と日本人~中沢新一が探る1万年の精神史~」

2013/06/02 - Tag:

ETV特集
「富士山と日本人~中沢新一が探る1万年の精神史~」

6月に、世界文化遺産登録の見通しとなった富士山。
これまで雄大な自然の魅力を中心に語られることが多かった山が、なぜ「文化遺産」として登録されようとしているのか。

そして、日本人は、どうして富士山を“象徴”として捉えているのか。
山梨出身の思想家・中沢新一さんが、山梨・静岡に残る「構成資産」「文物」「専門家の最新研究」をたどりながら、時々の権力者の意図、庶民の富士山信仰の起源などを探っていく。

Eテレ 2013年6月8日(土) 午後11:00~午前0:00(60分)

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生活工房 アニュアルレポート2012

2013/05/17

「生活工房 アニュアルレポート2012」が作成されました。

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生活工房のセミナーで開催された「エネルゴロジーと世田谷モジュール」での
中沢新一講演が「日本型エコロジーとしての“エネルゴロジー”」としてレポートされています!

さらに、成瀬正憲さんのコラム「”どうにもならねえ”庄内ライフ」も。
わからないことだらけだった庄内での暮し。そして冬の訪れ。
「風に泥のにおいが混じると春が訪れます」という、五感をフルに使っての生活は
彼の静かな格闘とそこで生きるという深い確信を感じさせるようです。
”どうにもならねえ”から始まる自然と人の生きる知恵、どうぞご一読ください!

また、「アトツギ展」山と里、庄内に学ぶ の様子、
「知の航海」と題してエネルゴロジーをテーマに行われた
くくのちの講座やワークショップ、あきまつりでの中島岳志さんと中沢新一の対談の様子なども掲載し充実の内容となっています。

読んだらワクワク、講座に行きたくなること請け合いの一冊。
http://www.setagaya-ldc.net/download/

今年のプログラムはこちらからご確認ください!
http://www.setagaya-ldc.net/

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山伏トークイベント「山に伏して、町へ出よう」

2013/05/11

研究員、成瀬正憲さん出演のトークイベントが福岡で開催されます!
ぜひご参加ください。

山伏トークイベント「山に伏して、町へ出よう」

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山伏と言えば、白装束に天狗の恰好、そしてホラ貝。

でも山に登って何をしているの?

普段はどんな生活をしているの?

山形県にある修験道の山、羽黒山を拠点に、山伏の文化を伝えている成瀬正憲さんをお呼びして、トークイベントを開催します。

姿は有名だけど、実はみんなよく知らない山伏。

その思想と暮らしには、今の私たちに必要なものが隠されているかもしれません。


2013年5月18日(土)
17:30 open/18:00 start
場所:art space tetra(博多区須崎町2-15)
料金 1500(1ドリンク付)

ゲスト:成瀬正憲(山伏、日知舎代表)
司会:森 元斎(哲学、art space tetraメンバー)

当日は、日知舎によるおえ草履や『アトツギ手帳』(山形の食文化を紹介した書籍)の販売も予定しています。

「日知舎」HP http://hijirisha.tumblr.com/


成瀬正憲(なるせ・まさのり)
山伏。日知舎代表。1980年岐阜県出身。2007年羽黒修験「秋の峰」に入峰。09年山形県に移住、地域活性化事業に携わる。12年日知舎設立。山伏修行の場づくり、聞き書きや芸能による表現活動、山の食や手仕事によるコミュニティ・ビジネスを展開。

森 元斎(もり・もとなお)
日本学術振興会特別研究員PD、大学非常勤講師、art space tetraメンバー。共著に『VOL エピステモロジー』(以文社)、『被曝社会年報』(新評論)など。最近の論文等に「思考の行方ーー現実に根付くこと」(『現代思想』(青土社2013年1月号))、「悶え加勢すること」『道の手帖 石牟礼道子』(河出書房新社2013年4月)など。

NEWS REPORT

朗読劇「銀河鉄道の夜」(管啓次郎)

2013/05/03

研究員、管啓次郎先生の活動です。
豪華メンバーでの「銀河鉄道の夜」朗読

5/25〜28、春の関西ツアー、ぜひご乗車ください!

gingatetudou

5月、銀河鉄道が、はじめて西日本を巡ります。

京都では、動く列車や待合室の中での特別上演、

高知と大阪では、朗読と映像が融けあう新バージョンでの公演です。

約2時間となる、物語と歌と詩が交錯し、夜空の星と川面のきらめきがひとつになる奇跡の世界———

「小説家」「詩人」「音楽家」「翻訳家」が導くこの列車に、どうぞご乗車ください。

 

朗読劇「銀河鉄道の夜」秋の東北ツアー

5月25日(土)18:30開演 京都・叡山電車 (出町柳〜鞍馬駅)
5月26日(日)17:00開演 高知・土佐和紙工芸村 QRAUD くらうど
5月28日(火)19:00開演 大阪・大丸心斎橋劇場

 

朗読劇「銀河鉄道の夜」大阪公演 プレイベント

大阪公演を記念して、出演陣の朗読やミニライブ、ツアーの映像上映などを行います。

5月27日(月)19:00開演 大阪・photo gallery Sai (フォトギャラリー・サイ)

詳細はこちらをご覧ください。→「次回公演
予約受付も開始します。→「チケット予約」をご確認ください。

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「NHK俳句」と野生の知(中沢新一)

2013/04/26

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所長の中沢新一が5月12日(再放送:5月15日)の
「NHK俳句」にゲスト出演いたします。

今回の兼題は「蚕豆」。
選者である小澤実さんの解説に交え、
選句へのコメントと兼題の持つ人類学的意味や
歳時記の感覚を広げるということについてお話しています。

小澤さんの掲げられているのは「身体であじわう季語」ということ。中沢も野生の知とも深く共鳴するテーマで、お話が弾みます。

小澤さんは吟行のお伴に『アースダイバー』をご持参くださっているそう。
東京をダイブして見る『アースダイバー』に俳句の精神の根源との共通点を感じているそうです。
かたや中沢も『アースダイバー』執筆時は俳句を意識して書いていたとのこと。

話は風景を詠むことの根源、芭蕉の句を手がかりに、木と生きることとと芸術へと降りていきます。

NHK俳句、放送は下記の時間です。
どうぞご覧ください!

放送  5月12日(日) 6:35~ 7:00 (Eテレ)
再放送 5月15日(水) 15:00~15:25 (Eテレ)

スタジオのようす

 スタジオには蚕豆にちなんだ素敵な生け花も。
新濃 晄子(しんのう あきこ)さんという方生け花です。
片隅にまで染み渡る丁寧なお仕事が光ります。
こちらもどうぞご注目ください。

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「農」と「農業」 対談:中沢新一×佐倉朗夫

2013/04/24

昨年明治大学ホームカミングデーにて開催された対談「農」と「農業」の動画です。
明治大学黒川農場の副農場長、佐倉朗夫先生と、野生の科学研究所所長、中沢新一の対談です。

2012年10月21日
第15回明治大学ホームカミングデー特別対談『「農」と「農業」』
(対談)
中沢新一(人類学者・明治大学野生の科学研究所所長)
佐倉朗夫(農学部特任教授・黒川農場副農場長)

こちらからどうぞご覧ください。

農と農業画像

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