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『ふらんす』8月号:岩野卓司「新・呪われた部分 贈与に憑かれた思想家たち」

2015/07/28 - Tag:

『ふらんす』(白水社)にて、好評連載中の岩野卓司先生による連載「新・呪われた部分 贈与に憑かれた思想家たち」。

4月号の「贈与のアクチュアリティ」から、

5月号「マルセル・モース(1)贈与にはお返しを!」

6月号「マルセル・モース(2)理想と危険」

7月号「クロード・レヴィ=ストロース(1)ワインとインセスト」

と続いてきて、いよいよ8月号は「クロード・レヴィ=ストロース(2)クリスマスとハロウィン」です!

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8月号の「クロード・レヴィ=ストロース(2)クリスマスとハロウィン」は、中沢所長が以前訳したレヴィ=ストロースの「火あぶりにされたサンタクロース」(『サンタクロースの秘密』所収、せりか書房、1995年)で描かれた主題と重なる部分の多い論考です。

レヴィ=ストロースによるクリスマスとハロウィンの分析から贈与と異界との交流の関係が語られています。

ぜひ、お手にとってご覧ください!

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第2回東京大学海洋教育フォーラム「海洋教育の課題と挑戦」

2015/07/01 - Tag:

第2回東京大学海洋教育フォーラムにて、中沢所長が「海洋アースダイバーの挑戦」と題した講演を行います。

所長は、「海洋アースダイバー」の取り組みのもと、2015年度東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センターの上席連携研究員を務めており、今回はその研究報告の場となります。

どうぞご期待ください!

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第2回東京大学海洋教育フォーラム「海洋教育の課題と挑戦」

海と人との共生を掲げる海洋教育を促進するために、「海洋教育の課題と挑戦」を主題とする3部構成のフォーラムを実施いたします。
第I部「海洋教育の課題」では、海洋教育促進研究センターが実施した、「海洋リテラシー」に関する初めての全国規模の調査研究である「全国海洋リテラシー調査」の成果の中間報告を行い、これからの海洋教育の課題について議論を深めます。
第II部「海洋教育の評価の開発」では、海洋教育促進研究センターと協同し海洋教育のカリキュラムを開発してきた学校の実践の展開とその評価のあり方について、実践者と研究者の双方からの発表を行い議論を深めます。
第III部「海洋教育の挑戦」では、海洋教育促進研究センターの上席連携研究員である思想家・人類学者の中沢新一氏より「海洋アースダイバー」という新たな構想についてお話いただき、さらに、中沢氏と協同し海洋教育促進研究センターが行った実際のフィールドワーク実践について報告を行います。

【日時】:2015年7月24日(金)13:00〜19:30
【場所】:東京大学本郷キャンパス・福武ホール
申込必要(先着順)、参加費無料

 

プログラム

第I部「海洋教育の課題」 13:00-14:10
1.「全国海洋リテラシー調査」の第一次分析の成果と課題
鈴木悠太・丹羽淑博(東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター)・共同研究者
2.指定討論

第II部「海洋教育の評価の開発」 14:20-16:35
実践者、鈴木悠太・丹羽淑博(東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター)
1.福井県立若狭高等学校における海洋教育の評価
2.逗子開成中学校における海洋教育の評価
3.東京都立日比谷高等学校における海洋教育の評価
4.指定討論

第III部「海洋教育の挑戦」 17:00-19:30
茅根創・田口康大(東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター)
1.「海洋アースダイバー」の試み
2. 講演 タイトル:海洋アースダイバーの挑戦 :中沢新一(明治大学特任教授・野生の科学研究所所長/ 東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター上席連携研究員)
3. 指定討論

 

詳しくは、こちらをご覧ください。

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『民藝のインティマシー』書評

2015/06/15 - Tag:

2015年6月7日付けの『山陰中央日報』書評欄「記者の書評」コーナーで、
鞍田崇先生の『民藝のインティマシー』を取り上げていただきました。

「毎朝、窯元・出西窯のカップでコーヒーを味わう時間が何よりも楽しみだ」という、書評者の方の日常生活でのモノとの関わりを通しながら、本の内容を丁寧に説明して下さっています。

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中沢新一所長の活動情報サイト:【中沢新一アーカイヴ】

2015/05/27 - Tag:

研究所所長、中沢新一のお仕事情報に関する告知・アーカイヴページ【中沢新一アーカイヴ】がリリースされました。

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新刊や講演、対談、メディア出演などの最新情報をはじめ、各媒体に掲載された論稿やエッセイについての詳細が掲載されています。

どうぞ、ご参照ください!

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書籍『青い夢の、祈り』(七月堂)

2015/05/22

本研究所の研究員でもある浜口稔先生が編んだ詩集『青い夢の、祈り』(七月堂)が刊行されました。どうぞご一読ください。

内容紹介

砲弾であいたお池にはいつの間にか水がたたえられてある
かえるが枝垂れに 地べたに 岩肌に ぶくぶくと卵を盛って
池面を見おろす蜘蛛の巣にはひからびた羽虫がゆれている
みなそこでは やごやたがめが泥になじんでしずかにねむり
おたまじゃくしをくわえて岩場へと這いずるいもりに
おどろいたあめんぼうがつんつんとはねると
小波が点々と生まれるはしから輪になって広がって交わって
わらわらとゆれ惑うみなもに 無数のいきものが現われては
はるかな生命の潮流をささやかに締めくくる死生の循環を見る

(「とんぼ」より)

浮かび上がる言葉とその視覚的形態、ふっと現れるウチナーグチ(沖縄弁)の響きが心地よい
丁寧なつくりの詩集です。

 

湊禎佳著『青い夢の、祈り』
七月堂 2015年4月 本体1,080円(税込) 170×210 小口折

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第3回「哲学の夕べ」-生きた貨幣-

2015/05/15 - Tag:

アンスティチュ・フランセ東京にて毎年開催されているイベント「哲学の夕べ」に、中沢所長が講演者として登壇します。

 

第3回「哲学の夕べ」 -生きた貨幣-

「哲学の夕べ」は、アートと哲学、感覚と思索の刺激的な対話を通し、哲学にアプローチする一夜です。第3回となる2015年は「生きた貨幣」がメインテーマです。経済、価値の評価や価値の交換、お金という存在について、フランスや日本のアーティストや思想家と一緒に、アートを通じて思考を巡らせます。  アンスティチュ・フ ランセ東京の敷地内を回遊するようにお楽しみいただけるよう、講演会、アトリエ、映画上映、パフォーマンス、コンサートなど、多様な企画を盛りだくさんご用意しています。普段、哲学に触れる機会が少ない方も、少し見る目が変わるきっかけになるかも知れません。このイベントで哲学を(再)発見しましょう!

日時:2015年5月30日(土)14時~23時
会場:アンスティチュ・フランセ東京
入場無料

 

中沢新一による講演「増殖的理性批判序説」(使用言語日本語)
15:30 – 16:30 / エスパス・イマージュ

人類の脳は増殖的理性の獲得をめざして進化をとげてきた。この進化は現生人類において決定的な飛躍を実現した。脳のニューロン組織の内部に、異なる領域のパルス同士を「同じもの」と認識して、重ね合わせる能力が発生した。これによって、それまでにすでに実現されていた言語のシンタグマ軸にパラディグマ軸が交わるようになり、喩的な構造がつくられた。これによって、意味増殖が可能になった。こうして、増殖を本質とする現生人類の心的構造が生まれた。この瞬間から、人類は芸術と宗教をもつこととなった。脳にはたえまなく増殖的な意味発生が起こり、価値そのものが増殖性を含むものとなる。現生人類の理性は増殖性を本性とする。この増殖的理性から増殖する貨幣価値である資本が生まれる。この資本と連動して、増殖的イメージが無際限に生産される。二十一世紀に求められる「理性批判」は、この理性の増殖性をめぐるものとなる。

ペーター・サンディによる講演「アイコノミーと視線」(同時通訳付)
17:00 – 18:00 / エスパス・イマージュ

私たちの必要に答えて、遠隔地から私たちの住まいに供給される水やガス、電気のように(中略)、映像が供給される日がくるだろう。」ポール・ヴァレリーのこの言葉は、大量の「アイコノミー(iconomie)」に私たちの視線を釘づけにする現代の映像市場を予告しているといえます。ヴァレリーのこの言葉を引きながら、ヴァルター・ベンヤミンは、映画を出発点に、映像に囚われた私たちの視線の系統学に着手しました。その思想を踏襲し、エスカレーターからアイ・トラッキング技術まで、映画を観る時のような視線の動きをさせる下部構造に注目します。

中沢新一、ペーター・サンディと廣瀬純による鼎談「生きた貨幣」(同時通訳付)
18:30 – 20:00 / エスパス・イマージュ

「カネはどこだ!」――ロベール・ブレッソン『ラルジャン』の少年が発するこの叫びに答えるかのように、ピエール・クロソウスキーは『生きた貨幣』(1970)を次の一文で結んでいる。「産業奴隷は自分の身体的存在とそれが生むカネとを密接に関係づける、あるいは、自分自身がカネとなり、カネの機能にとって代わる」。ジル・ドゥルーズが『時間イメージ』(1985)で次のように書くときに問題となっていたのも、身体のこの同じ二重性ではなかったか。「映画がその表面で映像を示しモンタージュしているのだとすれば、カネこそがそうしたすべての映像の裏面をなしている」。映像=カネ。中沢新一、ペーター・サンディ、廣瀬純とともに考える。

 

その他のプログラムや、詳しくはこちらをご覧ください。

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ペーター・サンディ パリ第10=ナンテール大学の哲学科の助教授。音楽学専門家として音楽博物館のプログラムの顧問も務める。プリンストン大学とブラウン大学の客員教授を務め、1998年から2005年まで、ストラスブール第2=マルク・ブロック大学の音楽学科でも教鞭をとった。また、1996年から2001年まで、IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)の出版物の主任編集者も務めた。

廣瀬純  1971年、東京生まれ。映画批評、現代思想。龍谷大学経営学部准教授。アンスティチュ・フランセ東京にて映画の授業を担当。

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『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』刊行記念イベント

2015/04/30

早々と増刷も決定した鞍田崇先生による著書『民藝のインティマシー』(明治大学出版会)刊行を記念して、トークイベントが開催されます。

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鞍田崇×小林和人「いまなぜ民藝か?」『民藝のインティマシー』(明治大学出版会)刊行記念

概要(本屋B&B HPより)
この数年、民藝への共感がふたたび広がりつつあります。
明治大学出版会より4月に刊行されたばかりの『民藝のインティマシー』は、民藝をめぐる時代背景を振り返るとともに、「インティマシー=いとおしさ」をキーワードに、これからの暮らしや社会のあり方について考える試みを本書の中で記しています。
「いとおしさ」とは誰でも聞いたことがある言葉ですし、普段無意識的に感じているひとつの感情です。

では民藝に触れるときの「いとおしさ」とは?
「いとおしさ」がなぜこれからの暮らしや社会の中で大事なキーワードになってくるのか?

今回B&Bでは、本書の著者である鞍田崇さんと、吉祥寺で日用道具を扱うお店「Roundabout」「OUTBOUND」の2店舗を営む小林和人さんをお迎えし、民藝をとおしてお二人が考える「いとおしさ」についてお話いただきます。

【日時】2015年5月20日 20:00〜22:00
【場所】本屋B&B(下北沢)
【チケット】2000円(1drink付き)

詳しい情報とお申し込みは、こちらからご確認ください。

 

同様のイベントは、京都でも開催されます。

服部滋樹×鞍田崇「いまなぜ民藝か?」『民藝のインティマシー』(明治大学出版会)刊行記念

概要(MEDIA SHOP HPより)
いまなぜ民藝か―― 近年、「民藝」への共感がふたたび広がりつつあります。民藝は20世紀初頭に柳宗悦らが提唱した、無名の職人が手がけた生活道具に注目する運動ですが、その射程は同時代の趨勢にあらがい、暮らしのあり方や社会の形を見すえたものでありました。2015年春に刊行した『民藝のインティマシー』(明治大学出版会)は、「いまなぜ民藝か」の答えを探ることで、21世紀に求められている社会と暮らしの「次」を考えてみようとするものです。

このたび同書刊行を記念して、MEDIA SHOPでトークをすることになりました。MEDIA SHOPでは、かつてやはり民藝をテーマにトークを行っていました。MEDIA SHOPレクチャーシリーズ「〈民藝〉のレッスン」。毎回さまざまなジャンルの方をゲストに迎え、2012年に計8回、2014年には「番外編・特別講義」として10時間トークも行いました。その間、一貫して問うてきたのが、「いまなぜ民藝か」という問いでした。新著『民藝のインティマシー』の原型はじつにここ、MEDIA SHOPで培われたものなのです。

かさねられたトークの中でも、いちばん頻繁に議論を交わしたのが、graf代表の服部滋樹さんです。デザインと哲学、互いにベースは異なるものの、むしろそれが刺激にもなり、また同世代のよしみもあって、いつも忌憚のないやり取りが繰り広げられ、彼とのトークからはほんとうに多くインスパイアされてきました。

「いまなぜ民藝か」。やっぱりここで、やっぱりこの人と、そんな思いで企画した刊行記念トーク。ここで彼と、そして参加くださった多くの方々といっしょに考えてきたことの「おさらい」と「これから」を、これまで同様のびのびと楽しく、そしてこれまでよりもチョビっと熱く、言葉にできればと思っています。 (文:鞍田)

【日時】2015年5月15日 19:30〜21:30
【場所】MEDIA SHOP(河原町三条)
【チケット】一般2,000円、学生1,500円(1drink+food付き)

詳しい情報とお申し込みは、こちらからご確認ください。

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『ふらんす』4月号:岩野卓司「新・呪われた部分 贈与に憑かれた思想家たち」

2015/03/31

明治大学出版会より出版された『贈与の哲学』が好評の岩野卓司先生による新連載、

「新・呪われた部分 贈与に憑かれた思想家たち」

が、雑誌『ふらんす』(白水社)にて開始されました。

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内容紹介

お中元にお歳暮、クリスマスにバレンタインデー、そんな贈り物の習慣から、もっと取るに足らない貸し借り。わたしたちの日常には「贈与」が溢れている。ありがたいものばかりとは限らない。たとえば災害がもたらされることだって…。そんな「贈与」に潜む危ない部分(バタイユにならって「呪われた部分」と呼ぶ)も意識しながら、フランスの思想家たちの主張を、今の時代や我々の日常とリンクさせながらたどっていく。(出版社HPより

 

初回のテーマは「贈与のアクチュアリティ」です。
モース、バタイユ、中沢新一所長の活動にも触れられています。
どうぞ、お手にとってご覧ください!

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明治大学リバティアカデミー講座「日本人の魂の古層を探る」

2015/03/27 - Tag:

2015年度、明治大学リバティアカデミー講座にて、野生の科学研究所に関わりの深い先生方が登壇する講座が開催されます。
中沢所長も、6月24日(水)の「古層学の方法」と題した講座に講師として登壇します。
どうぞ、お誘い合わせのうえご来場ください。

 

「日本人の魂の古層を探る」

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講座趣旨
今の世界を見れば、現代文明を生み出してきた父性原理があちこちで綻び、欲望が野放しになるにつれ、格差を生み憎しみや不安、生きがいの喪失など様々な不条理が噴き出しています。むしろ律令制の始めから、その中央の動きに抵抗し、取り残された周縁の文化の中にこそ、日本が経済大国から文化大国へ歩む未来の道筋が見えてくるのではないでしょうか。上記のような社会の閉塞感を打開する道を探るべく、原道生、永藤靖、中沢新一諸氏を中心に明治大学の研究仲間が結集して作る講座です。

 

「日本人の魂の古層を探る」
口座番号:15120023
開催日時:2015年5月13日 ~ 2015年11月18日
回数  :12回
曜日  :水
時間  :15:00~16:30
定員  :50名
受講料 :一般30,000円  学生15,000円
会場  :明治大学駿河台キャンパス
お申し込み、詳細はこちらからご覧ください。

 

講義概要

日付 内容 担当講師
1  2015/05/13  常世の思製  金山
2  2015/05/20  この世とあの世をつなぐもの  林
3  2015/06/03  物語としての「仁徳紀」―鳥と魂の幻想―  永藤
4  2015/06/10  魂の還る処-民族学者、谷川健一との対話-  居駒
5  2015/06/24  古層学の方法  中沢
6  2015/07/01  石原莞爾と宮沢賢治にみられる日本人の古層  岩野
7  2015/09/30  柳田国男の異界観  立野
8  2015/10/14  古典にみる日本人の生と死  原、林、金山
9  2015/10/21  石川啄木文学の魂の古層を探る  池田
10  2015/11/04  カリブと日本の死生観  越川
11  2015/11/11  語り物にみる種々相  原
12  2015/11/18  「二河白道」の世界―善導・源信・中将姫―  日向

 

 

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『民藝のインティマシー』鞍田崇著 明治大学出版会(丸善出版)

2015/03/20 - Tag:

昨年10月から12月にかけて開催され、ご好評いただいた野生の科学研究所公開講座「社会と暮らしのインティマシー」が、大幅な加筆のもと、一冊の本として今春刊行されます。

鞍田崇著『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』

中沢所長もイントロダクションとして一筆寄せています。
どうぞお手に取ってお読みください!

 

明治大学出版会「シアンス・ソバージュ・ド・ポッシュ:野生の科学叢書」第三弾
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『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』
鞍田崇著/イントロダクション=中沢新一
B6判・仮フランス装・228ページ・本体2,500円+税
ISBN 978-4-906811-13-7
2015年4月刊行予定

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内容紹介

この数年、「民藝」への共感がふたたび広がりつつある。民藝は20世紀初頭に柳宗悦らが提唱した、無名の職人が手がけた生活道具に注目する運動だが、その射程は同時代の趨勢にあらがい、暮らしのあり方や社会の形を見すえたものであった。いま民藝を問うことは、21世紀に求められている社会と暮らしの「次」を問うことでもある。本書は4つのステップから民藝の過去から未来への流れを再検討し、「いとおしさ」をキーワードに社会の「これから」を読者とともに考える試みである。

目次

イントロダクション 民藝の新しい哲学 中沢新一
プロローグ 民藝をめぐる旅
第1章 Sympathy 民藝への共感
第2章 Concept 民藝の思想
第3章 Mission 民藝の使命
第4章 Commitment 民藝の実践
エピローグ 「いとおしさ」を求めて

執筆者紹介

鞍田崇(くらた・たかし)
明治大学理工学部専任准教授。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。総合地球環境学研究所(地球研)を経て、現職。著書に『「生活工芸」の時代』(共著、新潮社)、『道具の足跡』(共著、アノニマ・スタジオ)、『〈民藝〉のレッスン つたなさの技法』(編著、フィルムアート社)。

 

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