NAKAZAWA Archive

_ 2013年

NEWS REPORT NAKAZAWA

「鯰絵――民俗的想像力の世界 」(岩波文庫)

2013/06/11

岩波書店「鯰絵――民俗的想像力の世界 (岩波文庫) 」
2013年6月15日発売 1,512円
C.アウエハント (翻訳) 小松和彦、中沢新一、飯島吉晴、古家信平

長いこと品切れだった「鯰絵ー――民俗的想像力の世界 (岩波文庫) 」が文庫になって発売されます。
文庫化にあたり、新たに中沢新一が解説を書き下ろしています。

鯰絵

安政二年の江戸大地震直後に、ユーモアと風刺に富んだ多色摺りの鯰絵が大量に出回った。基本モチーフは、「地震鯰」「鹿島大明神」「要石」。鯰絵とそこに書かれた詞書には世直しなど民衆の願望も表象されていた。日本文化の深層を構造主義的手法で鮮やかに読み解く日本民俗学の古典。カラー図版多数。

(解説=宮田登・中沢新一)

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ETV特集 「富士山と日本人~中沢新一が探る1万年の精神史~」

2013/06/02

ETV特集
「富士山と日本人~中沢新一が探る1万年の精神史~」

6月に、世界文化遺産登録の見通しとなった富士山。
これまで雄大な自然の魅力を中心に語られることが多かった山が、なぜ「文化遺産」として登録されようとしているのか。

そして、日本人は、どうして富士山を“象徴”として捉えているのか。
山梨出身の思想家・中沢新一さんが、山梨・静岡に残る「構成資産」「文物」「専門家の最新研究」をたどりながら、時々の権力者の意図、庶民の富士山信仰の起源などを探っていく。

Eテレ 2013年6月8日(土) 午後11:00~午前0:00(60分)

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生活工房 アニュアルレポート2012

2013/05/17

「生活工房 アニュアルレポート2012」が作成されました。

setagaya

 

生活工房のセミナーで開催された「エネルゴロジーと世田谷モジュール」での
中沢新一講演が「日本型エコロジーとしての“エネルゴロジー”」としてレポートされています!

さらに、成瀬正憲さんのコラム「”どうにもならねえ”庄内ライフ」も。
わからないことだらけだった庄内での暮し。そして冬の訪れ。
「風に泥のにおいが混じると春が訪れます」という、五感をフルに使っての生活は
彼の静かな格闘とそこで生きるという深い確信を感じさせるようです。
”どうにもならねえ”から始まる自然と人の生きる知恵、どうぞご一読ください!

また、「アトツギ展」山と里、庄内に学ぶ の様子、
「知の航海」と題してエネルゴロジーをテーマに行われた
くくのちの講座やワークショップ、あきまつりでの中島岳志さんと中沢新一の対談の様子なども掲載し充実の内容となっています。

読んだらワクワク、講座に行きたくなること請け合いの一冊。
http://www.setagaya-ldc.net/download/

今年のプログラムはこちらからご確認ください!
http://www.setagaya-ldc.net/

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「NHK俳句」と野生の知(中沢新一)

2013/04/26

CA3H0131

所長の中沢新一が5月12日(再放送:5月15日)の
「NHK俳句」にゲスト出演いたします。

今回の兼題は「蚕豆」。
選者である小澤実さんの解説に交え、
選句へのコメントと兼題の持つ人類学的意味や
歳時記の感覚を広げるということについてお話しています。

小澤さんの掲げられているのは「身体であじわう季語」ということ。中沢も野生の知とも深く共鳴するテーマで、お話が弾みます。

小澤さんは吟行のお伴に『アースダイバー』をご持参くださっているそう。
東京をダイブして見る『アースダイバー』に俳句の精神の根源との共通点を感じているそうです。
かたや中沢も『アースダイバー』執筆時は俳句を意識して書いていたとのこと。

話は風景を詠むことの根源、芭蕉の句を手がかりに、木と生きることとと芸術へと降りていきます。

NHK俳句、放送は下記の時間です。
どうぞご覧ください!

放送  5月12日(日) 6:35~ 7:00 (Eテレ)
再放送 5月15日(水) 15:00~15:25 (Eテレ)

スタジオのようす

 スタジオには蚕豆にちなんだ素敵な生け花も。
新濃 晄子(しんのう あきこ)さんという方生け花です。
片隅にまで染み渡る丁寧なお仕事が光ります。
こちらもどうぞご注目ください。

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「カミとホトケの能」対談:中沢新一×松岡心平

2013/04/09

「カミとホトケの能」 対談 中沢新一×松岡心平

6月1日 (土)15:30〜
朝日カルチャーセンター新宿

中沢新一氏松岡心平氏

(HPより)

能の起源は、平安初期に始まった“鬼やらい”(後の節分)とされている。宮中の穢れを鬼などの怪物に形象し、鬼を払うことで、宮中に重くよどむ穢れを拭い去ろうとした。

演劇が宗教的祝祭の場から起こっている例は、世界各地にみられる。ギリシア悲劇の起源をたどれば、ディオニソスの祭祀に至る。「オイディプス王」もまた、穢れをオイディプスに形象し、払う儀式を起源としている。演劇には濃密な宗教性が封じ込められている。日本古来の神道は、大陸から伝播した仏教と交錯し、ときにせめぎ合い、ときに融和した。神と仏が登場する能の作品は少なくない。人間と同じように悩み迷う八百万の神々は、仏に救いを求めた。

この対談では、世阿弥や金春禅竹ら、能を築いた人々や能の作品を基軸にすえ、世界の宗教や儀礼、演劇も援用しながら宗教の古層を掘り起こし、演劇の宗教性、宗教の演劇性に迫ります。能になじみのない方にも理解できるよう、解説を交えながら進めます。

お申し込み、詳細はこちらからどうぞ

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集英社「すばる」5月号(中沢新一/管啓次郎)

2013/04/08

集英社「すばる」5月号

2013年4月6日発売

中沢新一所長と管啓次郎さんが寄稿しています。

subaru

連載最終回 「赤から緑へ」中沢新一

渾身の連載、ついに最終回です。

グローバリゼーションによる高度資本主義の展開を
細胞のガン化の過程になぞらえて丁寧に検証した論考です。
資本主義から富本主義へ、緑の処方箋を提示します。

カラーグラビア「旅ときりぎりす」第5回 管啓次郎

第5回は蘭嶼(台湾)をめぐります。

 

どうぞご覧ください!

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長谷川祐子 × 中沢新一トークショー《キュレーションの力》

2013/04/04

東京都現代美術館チーフキュレーター長谷川祐子著「キュレーション―知と感性を揺さぶる力」(集英社新書)の刊行を記念して、中沢新一×長谷川祐子トークショーが開催されます。キュレーションの本質はどこにあるのか、知と感性を揺さぶるキュレーションとは何かについて、二つの知性の熱いトークが期待されます。

中沢新一×長谷川祐子トークショー《キュレーションの力》

日時:2013年4月14日(日)18:30~(※開場は18:00)
場所:青山ブックセンター本店 大教室
料金:1,260円
定員:110名

ご予約はこちらから

書籍紹介『キュレーション 知と感性を揺さぶる力』

著:長谷川祐子
発売:集英社新書
価格:798円

鑑賞するという体験を通して、芸術作品はその都度立ち現れる。どのような空間、文脈、関係性で見せるのかというキュレーションのあり様により、その体験は異なってくる。その仕掛けを創造するのがキュレーターの役割である。
キュレーターは、巧みなテーマ設定や作品の選択、ディスプレイなどによって鑑賞者を誘惑し、心を揺さぶる〈忘れがたい体験〉を演出するとともに、展覧会などの実践を通じ、社会に対して批評や思想の提案を行う。
現代アートのキュレーターとして、海外のビエンナーレも含めて数多くの展覧会を成功させてきた著者が、豊富な経験を踏まえつつ、キュレーションの本質を論じる。

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シンポジウム『東日本大震災から考える~地域の再生・多様性~』

2013/04/01

大阪にて、鼎談のお知らせです。

全日本仏教青年会 全国大会in大阪

シンポジウム『東日本大震災から考える~地域の再生・多様性~』
鼎談:玄侑宗久氏(作家)、釈徹宗氏(相愛大学教授)、中沢新一(明治大学 野生の科学研究所所長)

日程:5月7日 14:30開演(14:30~17:00)
会場:真宗大谷派難波別院 南御堂
(〒541‐0056 大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-11)
定員:300名 参加費無料
問い合わせ先 全国大会実行委員会事務局まで

※定員に達しましたので申し込みを締め切らせていただきました(4/11)。
お申し込みのみなさま、どうもありがとうございます。

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