中沢新一 書籍「野生の科学」(講談社)
2012/07/30
2012年8月1日発売予定
研究所の名を冠した、中沢新一の新刊が発売されます。ここ5年の論文を新たに推敲し、書き下ろしも含めた著作。装丁も文章も、野生的で美しい、渾身の一冊です。ぜひ手にとってみてください。
内容は以下の通りです。
Ⅰ 野を開く環
第1章 数学と農業
第2章 「不思議な環」を組み込んだ人間科学
第3章 頭上のコン
第4章 経済学とトポロジー
第5章 トポサイコロジー
Ⅱ 知のフォーヴ
第6章 民藝を初期化する
第7章 二つの深沢七郎論(デリケートな分類/奇跡の文学)
第8章 闘うアニミズム
第9章 クラと螺旋 —新しい贈与経済のために
第10章 アール・ブリュットの戦争と平和
第11章 変容の岬
第12章 ユングと曼荼羅
Ⅲ 空間の野生化
第13章 稲荷山アースダイバー
第14章 甲州アースダイバー
第15章 熱海アースダイバー
第16章 塔をめぐる二つのエッセイ(バベルの塔 ーコミュニケーションの神話/バベルの塔からストゥーパへ)
第17章 Y字の秘法
第18章 野生の地図学
付録
「自然史過程」について
真の豊かさのための「モジュール・ケネー」