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公開研究会「「対称性」の扉を開く」第2回:「純粋贈与と子どもの心」

2015/11/18

公開研究会:「「対称性」の扉を開く」

第2回:純粋贈与と子どもの心

 野生の科学研究所公開研究会のおしらせです。

皆様のご参加、お待ちしております。

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◎ 研究会: 「対称性」の扉を開く

21世紀の始まりに出現した「対称性人類学」の試みは、宗教から経済、科学から芸術にいたる人類の心の活動を統一的に理解する基盤として、「対称性」と呼ばれる知性の働きに着目してきました。その成果は、「存在論的転回」と呼ばれる世界規模の知的潮流とも呼応しながら、今日さまざまな学問領域に反響を引き起しています。この研究会では、これまで先端的な課題を切り開いてきた四名の講師を招き、それぞれの領域で探究されてきた人間の心と思考の可能性を考察することによって、「対称性」概念のさらなる展望を開きます。

 

第2回:純粋贈与と子どもの心

講師:矢野智司氏(京都大学大学院教育学研究科教授)
対談:対称性という心の座標軸

コメンテーター:中沢新一
コーディネーター:石倉敏明

日時:2015年12月13日(日)15:00〜(14:30開場)予定

場所:明治大学野生の科学研究所
資料代:500円
予約不要

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矢野智司(やの・さとじ)

京都大学大学院教育学研究科教授。主な著書に、『動物絵本をめぐる冒険 動物-人間学のレッスン』(勁草書房、2002年)、『贈与と交換の教育学 漱石、賢治と純粋贈与のレッスン』(東京大学出版会、2008年)などがある。
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次回以降の予定は、下記のとおりです。(内容は変更になる可能性があります。)

第3回:神話と感覚の人類学(2016年1月開催予定)
講師:出口顕、近藤宏
対談:神話に潜む対称性の知性

第4回:「宗教後の宗教」と超越性の行方 (実施未定)

 

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第18回日本サンゴ礁学会 公開シンポジウム「サンゴ <野生の科学>に出逢う」

2015/11/13

第18回日本サンゴ礁学会の一般公開シンポジウム「サンゴ <野生の科学>に出逢う」に、ゲストスピーカーとして登壇します。

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第18回日本サンゴ礁学会 

一般公開シンポジウム「サンゴ <野生の科学>に出逢う」

会場に展示される中村征夫さん (水中フォトグラファー)の作品には、色とりどりの魚たちと共に暮らす不思議な生き物、サンゴが息づいています。そんな豊かなサンゴの海を、身近なものとしてはぐくみ学ぶヒントが〈野生の科学〉にはあります。心と知をつなぐこの発想を、人類学者の中沢新一がやさしく解き明かします。それを踏まえて、パネリストがサンゴの海について新たな目で捉えなおし、語り紡ぐことに挑みます。はたして、その物語は皆さまの心に響くでしょうか。

ゲストスピーカー:中沢新一氏(明治大学)
ゲストフォトグラファー:中村征夫氏(Squall)
パネリスト:茅根創(東京大),鈴木款(静岡大),柳谷牧子(環境省)
司会:山口徹(慶應大),深山直子(東経大)

【日 時】2015年11月29日(日曜日) 13時30分~16時30分
【会 場】慶應義塾大学三田キャンパス(南校舎5Fホール)
入場無料&予約不要

詳しくは、こちらをご覧下さい。

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書籍『ジョルジュ・バタイユの反建築』(水声社)

2015/11/05

本研究所の研究員でもある岩野卓司さん(明治大学法学部教授)が中心となって翻訳した『ジョルジュ・バタイユの反建築』(水声社)が刊行されました。どうぞ、ご一読ください!

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内容紹介
バタイユの第一作「ランスのノートル=ダム大聖堂」。建築をめぐるこのテクストを永遠に抹殺し続ける事、それこそがバタイユにとっての「書く」という事だった…。ベルナール・チュミなど「脱構築主義」の建築家たちにも絶大な影響を与えた、反建築論。バタイユ研究の必携書。
  
目次
ヘーゲル的構築物
建築の隠喩
迷宮、ピラミッドそして迷宮
帝王切開
「人生の日曜日」

訳者あとがき
  
  
ドゥニ・オリエ著、岩野卓司他訳『ジョルジュ・バタイユの反建築』
水声社 2015年9月 本体4800円(税別) A5判上製378頁
ISBN:978−4−8010−0126−8 C0098

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公開研究会:「「対称性」の扉を開く」(全4回予定)

2015/09/17 - Tag:

 

公開研究会:「「対称性」の扉を開く」(全4回予定)

第1回:“Part of the Animal” としての人間

 野生の科学研究所公開研究会のおしらせです。

皆様のご参加、お待ちしております。

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◎ 研究会: 「対称性」の扉を開く

21世紀の始まりに出現した「対称性人類学」の試みは、宗教から経済、科学から芸術にいたる人類の心の活動を統一的に理解する基盤として、「対称性」と呼ばれる知性の働きに着目してきました。その成果は、「存在論的転回」と呼ばれる世界規模の知的潮流とも呼応しながら、今日さまざまな学問領域に反響を引き起しています。この研究会では、これまで先端的な課題を切り開いてきた四名の講師を招き、それぞれの領域で探究されてきた人間の心と思考の可能性を考察することによって、「対称性」概念のさらなる展望を開きます。

 

第1回:“Part of the Animal” としての人間

講師:山口未花子氏(岐阜大学地域科学部助教)
対談:動物たちの教える知恵

コメンテーター:中沢新一
コーディネーター:石倉敏明

日時:2015年10月11日(日)15:00〜(14:20開場)予定

場所:明治大学野生の科学研究所
資料代:500円
予約不要

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山口未花子(やまぐち・みかこ) 

岐阜大学地域科学部助教。動物に対する深い関心から、人と動物との関係について明らかにするため、動物生態学や生体人類学、文化人類学の方法を学ぶ。2005年より、カナダ・ユーコン準州の先住民カスカの古老より動物に関する様々な実践を学んでいる。著書に、『ヘラジカの贈り物: 北方狩猟民カスカと動物の自然誌』がある。
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次回以降の予定は、下記のとおりです。(内容は変更になる可能性があります。)

第2回:純粋贈与と子供の心(2015年12月開催予定)
講師:矢野智司
対談:対称性という心の座標軸

第3回:神話と感覚の人類学 

第4回:「宗教後の宗教」と超越性の行方

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『ふらんす』8月号:岩野卓司「新・呪われた部分 贈与に憑かれた思想家たち」

2015/07/28 - Tag:

『ふらんす』(白水社)にて、好評連載中の岩野卓司先生による連載「新・呪われた部分 贈与に憑かれた思想家たち」。

4月号の「贈与のアクチュアリティ」から、

5月号「マルセル・モース(1)贈与にはお返しを!」

6月号「マルセル・モース(2)理想と危険」

7月号「クロード・レヴィ=ストロース(1)ワインとインセスト」

と続いてきて、いよいよ8月号は「クロード・レヴィ=ストロース(2)クリスマスとハロウィン」です!

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8月号の「クロード・レヴィ=ストロース(2)クリスマスとハロウィン」は、中沢所長が以前訳したレヴィ=ストロースの「火あぶりにされたサンタクロース」(『サンタクロースの秘密』所収、せりか書房、1995年)で描かれた主題と重なる部分の多い論考です。

レヴィ=ストロースによるクリスマスとハロウィンの分析から贈与と異界との交流の関係が語られています。

ぜひ、お手にとってご覧ください!

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第2回東京大学海洋教育フォーラム「海洋教育の課題と挑戦」

2015/07/01 - Tag:

第2回東京大学海洋教育フォーラムにて、中沢所長が「海洋アースダイバーの挑戦」と題した講演を行います。

所長は、「海洋アースダイバー」の取り組みのもと、2015年度東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センターの上席連携研究員を務めており、今回はその研究報告の場となります。

どうぞご期待ください!

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第2回東京大学海洋教育フォーラム「海洋教育の課題と挑戦」

海と人との共生を掲げる海洋教育を促進するために、「海洋教育の課題と挑戦」を主題とする3部構成のフォーラムを実施いたします。
第I部「海洋教育の課題」では、海洋教育促進研究センターが実施した、「海洋リテラシー」に関する初めての全国規模の調査研究である「全国海洋リテラシー調査」の成果の中間報告を行い、これからの海洋教育の課題について議論を深めます。
第II部「海洋教育の評価の開発」では、海洋教育促進研究センターと協同し海洋教育のカリキュラムを開発してきた学校の実践の展開とその評価のあり方について、実践者と研究者の双方からの発表を行い議論を深めます。
第III部「海洋教育の挑戦」では、海洋教育促進研究センターの上席連携研究員である思想家・人類学者の中沢新一氏より「海洋アースダイバー」という新たな構想についてお話いただき、さらに、中沢氏と協同し海洋教育促進研究センターが行った実際のフィールドワーク実践について報告を行います。

【日時】:2015年7月24日(金)13:00〜19:30
【場所】:東京大学本郷キャンパス・福武ホール
申込必要(先着順)、参加費無料

 

プログラム

第I部「海洋教育の課題」 13:00-14:10
1.「全国海洋リテラシー調査」の第一次分析の成果と課題
鈴木悠太・丹羽淑博(東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター)・共同研究者
2.指定討論

第II部「海洋教育の評価の開発」 14:20-16:35
実践者、鈴木悠太・丹羽淑博(東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター)
1.福井県立若狭高等学校における海洋教育の評価
2.逗子開成中学校における海洋教育の評価
3.東京都立日比谷高等学校における海洋教育の評価
4.指定討論

第III部「海洋教育の挑戦」 17:00-19:30
茅根創・田口康大(東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター)
1.「海洋アースダイバー」の試み
2. 講演 タイトル:海洋アースダイバーの挑戦 :中沢新一(明治大学特任教授・野生の科学研究所所長/ 東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター上席連携研究員)
3. 指定討論

 

詳しくは、こちらをご覧ください。

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『民藝のインティマシー』書評

2015/06/15 - Tag:

2015年6月7日付けの『山陰中央日報』書評欄「記者の書評」コーナーで、
鞍田崇先生の『民藝のインティマシー』を取り上げていただきました。

「毎朝、窯元・出西窯のカップでコーヒーを味わう時間が何よりも楽しみだ」という、書評者の方の日常生活でのモノとの関わりを通しながら、本の内容を丁寧に説明して下さっています。

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中沢新一所長の活動情報サイト:【中沢新一アーカイヴ】

2015/05/27 - Tag:

研究所所長、中沢新一のお仕事情報に関する告知・アーカイヴページ【中沢新一アーカイヴ】がリリースされました。

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新刊や講演、対談、メディア出演などの最新情報をはじめ、各媒体に掲載された論稿やエッセイについての詳細が掲載されています。

どうぞ、ご参照ください!

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書籍『青い夢の、祈り』(七月堂)

2015/05/22

本研究所の研究員でもある浜口稔先生が編んだ詩集『青い夢の、祈り』(七月堂)が刊行されました。どうぞご一読ください。

内容紹介

砲弾であいたお池にはいつの間にか水がたたえられてある
かえるが枝垂れに 地べたに 岩肌に ぶくぶくと卵を盛って
池面を見おろす蜘蛛の巣にはひからびた羽虫がゆれている
みなそこでは やごやたがめが泥になじんでしずかにねむり
おたまじゃくしをくわえて岩場へと這いずるいもりに
おどろいたあめんぼうがつんつんとはねると
小波が点々と生まれるはしから輪になって広がって交わって
わらわらとゆれ惑うみなもに 無数のいきものが現われては
はるかな生命の潮流をささやかに締めくくる死生の循環を見る

(「とんぼ」より)

浮かび上がる言葉とその視覚的形態、ふっと現れるウチナーグチ(沖縄弁)の響きが心地よい
丁寧なつくりの詩集です。

 

湊禎佳著『青い夢の、祈り』
七月堂 2015年4月 本体1,080円(税込) 170×210 小口折

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第3回「哲学の夕べ」-生きた貨幣-

2015/05/15 - Tag:

アンスティチュ・フランセ東京にて毎年開催されているイベント「哲学の夕べ」に、中沢所長が講演者として登壇します。

 

第3回「哲学の夕べ」 -生きた貨幣-

「哲学の夕べ」は、アートと哲学、感覚と思索の刺激的な対話を通し、哲学にアプローチする一夜です。第3回となる2015年は「生きた貨幣」がメインテーマです。経済、価値の評価や価値の交換、お金という存在について、フランスや日本のアーティストや思想家と一緒に、アートを通じて思考を巡らせます。  アンスティチュ・フ ランセ東京の敷地内を回遊するようにお楽しみいただけるよう、講演会、アトリエ、映画上映、パフォーマンス、コンサートなど、多様な企画を盛りだくさんご用意しています。普段、哲学に触れる機会が少ない方も、少し見る目が変わるきっかけになるかも知れません。このイベントで哲学を(再)発見しましょう!

日時:2015年5月30日(土)14時~23時
会場:アンスティチュ・フランセ東京
入場無料

 

中沢新一による講演「増殖的理性批判序説」(使用言語日本語)
15:30 – 16:30 / エスパス・イマージュ

人類の脳は増殖的理性の獲得をめざして進化をとげてきた。この進化は現生人類において決定的な飛躍を実現した。脳のニューロン組織の内部に、異なる領域のパルス同士を「同じもの」と認識して、重ね合わせる能力が発生した。これによって、それまでにすでに実現されていた言語のシンタグマ軸にパラディグマ軸が交わるようになり、喩的な構造がつくられた。これによって、意味増殖が可能になった。こうして、増殖を本質とする現生人類の心的構造が生まれた。この瞬間から、人類は芸術と宗教をもつこととなった。脳にはたえまなく増殖的な意味発生が起こり、価値そのものが増殖性を含むものとなる。現生人類の理性は増殖性を本性とする。この増殖的理性から増殖する貨幣価値である資本が生まれる。この資本と連動して、増殖的イメージが無際限に生産される。二十一世紀に求められる「理性批判」は、この理性の増殖性をめぐるものとなる。

ペーター・サンディによる講演「アイコノミーと視線」(同時通訳付)
17:00 – 18:00 / エスパス・イマージュ

私たちの必要に答えて、遠隔地から私たちの住まいに供給される水やガス、電気のように(中略)、映像が供給される日がくるだろう。」ポール・ヴァレリーのこの言葉は、大量の「アイコノミー(iconomie)」に私たちの視線を釘づけにする現代の映像市場を予告しているといえます。ヴァレリーのこの言葉を引きながら、ヴァルター・ベンヤミンは、映画を出発点に、映像に囚われた私たちの視線の系統学に着手しました。その思想を踏襲し、エスカレーターからアイ・トラッキング技術まで、映画を観る時のような視線の動きをさせる下部構造に注目します。

中沢新一、ペーター・サンディと廣瀬純による鼎談「生きた貨幣」(同時通訳付)
18:30 – 20:00 / エスパス・イマージュ

「カネはどこだ!」――ロベール・ブレッソン『ラルジャン』の少年が発するこの叫びに答えるかのように、ピエール・クロソウスキーは『生きた貨幣』(1970)を次の一文で結んでいる。「産業奴隷は自分の身体的存在とそれが生むカネとを密接に関係づける、あるいは、自分自身がカネとなり、カネの機能にとって代わる」。ジル・ドゥルーズが『時間イメージ』(1985)で次のように書くときに問題となっていたのも、身体のこの同じ二重性ではなかったか。「映画がその表面で映像を示しモンタージュしているのだとすれば、カネこそがそうしたすべての映像の裏面をなしている」。映像=カネ。中沢新一、ペーター・サンディ、廣瀬純とともに考える。

 

その他のプログラムや、詳しくはこちらをご覧ください。

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ペーター・サンディ パリ第10=ナンテール大学の哲学科の助教授。音楽学専門家として音楽博物館のプログラムの顧問も務める。プリンストン大学とブラウン大学の客員教授を務め、1998年から2005年まで、ストラスブール第2=マルク・ブロック大学の音楽学科でも教鞭をとった。また、1996年から2001年まで、IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)の出版物の主任編集者も務めた。

廣瀬純  1971年、東京生まれ。映画批評、現代思想。龍谷大学経営学部准教授。アンスティチュ・フランセ東京にて映画の授業を担当。

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