News

NEWS

公開研究会「「対称性」の扉を開く」第3回:「神話と感覚の人類学」

2015/12/24

公開研究会:「「対称性」の扉を開く」

第3回:神話と感覚の人類学

 野生の科学研究所公開研究会のおしらせです。

皆様のご参加、お待ちしております。

symmetry

 

◎ 研究会: 「対称性」の扉を開く

21世紀の始まりに出現した「対称性人類学」の試みは、宗教から経済、科学から芸術にいたる人類の心の活動を統一的に理解する基盤として、「対称性」と呼ばれる知性の働きに着目してきました。その成果は、「存在論的転回」と呼ばれる世界規模の知的潮流とも呼応しながら、今日さまざまな学問領域に反響を引き起しています。この研究会では、これまで先端的な課題を切り開いてきた四名の講師を招き、それぞれの領域で探究されてきた人間の心と思考の可能性を考察することによって、「対称性」概念のさらなる展望を開きます。

 

第3回:神話と感覚の人類学

講師:出口顯氏(島根大学法文学部教授)
   「駆け引きの神話論理—傷つきやすい渡し守からブリコラージュ、アフォーダンスへ」
   近藤宏氏(国立民族学博物館外来研究員、立命館大学非常勤講師)
   「身体形態論としての神話――パナマ東部先住民エンベラにおける「動物的身体」――」
鼎談:神話に潜む対称性の知性

コメンテーター:中沢新一
コーディネーター:石倉敏明

日時:2016年1月24日(日)14:00〜17:30(13:30開場)予定

場所:明治大学グローバルホール(明治大学グローバルフロント1F)
資料代:500円
予約不要

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
出口 顕(でぐち・あきら)

1957年生まれ、松江市出身。筑波大学比較文化学類卒業。東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了、同大学大学院博士課程退学。島根大学法文学部助手、助教授をへて、2000年より同大学同学部教授。博士(文学)。文化人類学専攻。著書に『名前のアルケオロジー』(紀伊國屋書店、1995)、『誕生のジェネオロジー――人工生殖と自然らしさ』(世界思想社、1999)、『臓器は「商品」か――移植される心』(講談社現代新書、講談社、2001)、『レヴィ=ストロース斜め読み』(青弓社、2003)、『神話論理の思想――レヴィ=ストロースとその双子たち』(みすず書房、2011)、『ほんとうの構造主義――言語・権力・主体』(NHKブックス、2013)、編著に『読解 レヴィ=ストロース』(青弓社、2011)ほか。

近藤 宏(こんどう・ひろし)

1982年、静岡県に生まれる。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了。博士(学術)。現在、国立民族学博物館外来研究員、立命館大学非常勤講師。専攻は、文化人類学・南米低地民族誌。主な訳書に、エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ『インディオの気まぐれな魂』(水声社、2015年)、共訳書に、エドゥアルド・コーン『森は考える——人間的なるものを超えた人類学』(亜紀書房、2016年)がある。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

b

Page Top